事例

事例3 遺言書の作成

東京都 80代女性

手の不自由なご依頼者様に代わり、公正証書遺言書を作成しました。

【相続人関係】

遺言者:東京都80代女性A

相続人:長男,次男

【解決内容】

手の不自由なご依頼者様のため,遺留分減殺請求にも配慮しながら,公証人の代署による公正証書遺言を作成しました。

【事例概要】

東京都在住のAさんは,女手ひとつで息子ふたりを育て上げました。

現在は,1階がガレージになっている自宅の2階にAさん,3階に長男夫婦が住み,Aさんの面倒を見てくれています。

自宅土地建物の登記名義はAさんと長男の共有です。

デイサービスも利用されているAさんは,ご自分の意見をはっきり述べることはできますが,日によっては認知症の症状が見られます。また,リウマチの影響で手足が不自由であるため,ご自身では遺言書を書くことができません。

次男は定職に就かず,以前からたびたびAさんにお金を無心し,Aさんも断り切れずに多額の現金を渡すなどしてきました。Aさんとしては,自分の面倒を見てくれている長男に,残った財産は全て相続させたいという意向です。

本ケースでは,遺言時のAさんの遺言能力を担保する必要があったことや,Aさんは自筆で遺言書を書くことはもちろん外出も困難であったことから,公証人に自宅まで出張してもらい,公正証書遺言を作成しました。内容は,Aさんの希望通り,全ての財産を長男に相続させる旨としました。ただしこの場合,次男が遺留分減殺請求を行ってくる恐れがあるため,自宅不動産の共有化を避ける観点から,同請求がされた場合は代償金を支払って解決する旨の規定も入れ込んで手当てしました。

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